やがて武家社会の書院造となっても、可動間仕切りですから、開放型の住居と言えます。
そして欧米の建築が入ってきて、固定間仕切りで厳重に区画された型の家屋となり、現代は全く自然から隔絶した密閉型の構造がもてはやされることになりました。
換気(風通し)の面からだけ見ても、自然と一体となった住居の時代では、恐らくインフルエンザや肺炎、結核、などの感染症の死亡率は高かったと推測されます。密閉型の家屋になってから、これらの疾病に替わって増加したのが、ヒョウヒダニアレルギーです。